【新唐人2015年07月07日】河南省輝県（きけん）市で、ある大型企業と村民が借金の返済問題で衝突しました。７月４日には、当局が誤って警官をひき殺す事故も起きています。事故のあと、１０００人以上の警官が村民を弾圧し、約３０人が連行されました。
河南太陽石（かなん たいようせき）集団は村のセメント工場を買収したあと、村民から集めた資金を返済しなかったため、１０００人以上の村民が６月、道路を封鎖し抗議しました。
すると１１日、太陽石集団の理事長で、新郷（しんきょう）市・人民代表大会の代表でもある張軍喜（ちょう ぐんき）は２００人以上とブルドーザー８台を村に送り、暴力をふるいました。怒った村民は工場を破壊し、ブルドーザーもすべて奪いました。
隣村の村民 張さん
「太陽石集団は村を平らげると脅し、８台のブルドーザーで村の住民委員会に来ました。村民はブルドーザーを奪い、工場を破壊しました。７月４日 警察がブルドーザーを村から出した時、警官をひき殺しました。負傷者も２人います」
ブルドーザーでひかれたのは、地元派出所の劉（りゅう）所長でした。
地元の村民 璩さん
「太陽石集団は村民から数千万も借金して、返しません。説明を求めた村民に暴力を振るいました。その時 政府は自分の仲間をひき殺しました。1000人以上の警官が来て、みだりに殴ったあと、２０～３０人を連行しました」
７月４日、太陽石集団は１０００人以上の警官と共に村民に暴力を振るいました。その様子を撮影した女性は、特殊警察官数十人の集団暴力に遭い、さらに素っ裸にされて殴られました。
政府系メディアはこの事件について、暴力組織を集中的に取り締まったと伝えました。しかし村民によると、現場にいたのは丸腰の老人や女性、子供ばかりで、暴力組織に関わるはずがないと話しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/07/06/a1208470.html（中国語）
（翻訳/赤平 ナレーター/萩野 映像編集/李）
